醗酵式CO2添加装置の作り方
CO2添加には、ボンベからの供給か、醗酵式からの供給のどちらかの
方法がありますが、ボンベはブルジョワってことで、醗酵式CO2の作り方をご紹介します。

利点
初期投資の安さ
維持コストの安さ
手作り感(笑)

弱点
不安定(努力と気合で調整)
レシピの試行錯誤(試行錯誤して下さい)
原則24時間供給になる。

醗酵式の添加効率についてなんですが、ボンベよりも弱いと言われがちです。
これは違っていて、非効率なんではなくて『不安定』な一面があるのです。
供給するのは同じCO2なのです。

醗酵式の種類は2種類あります。

重曹式・・・イースト菌の燃料になる砂糖水に重曹や塩など、醗酵を阻害する要素を入れて調整する。
レシピ・・500mlペットボトル

砂糖    100g
      適量(後々振る必要が出てくることがあるので、ペットボトルの上に来すぎないように。)
塩or重曹  小さじ一杯(塩の方が抑制効果があるみたいです。)

以上の材料を鍋で軽く加熱(殺菌のため)して、人肌程度に冷めたらイースト菌を投入し、
あらかじめ作っておいた専用容器に入れて醗酵開始を待ちます。

寒天式・・・砂糖水を寒天で固め、徐々に溶け出すようにする。
レシピ・・500mlペットボトル

飽和砂糖水200mlほど
寒天

まずはペットボトルの下半分程度に、濃い目の砂糖寒天を作ります。
寒天が固まったら一度沸かした薄い砂糖水をある程度の水かさになるまで注ぎます。
そして、イースト菌を投入して醗酵を待ちます。



ここまで書いて、私は重曹式をオススメします。
寒天式で1年ほど維持していましたが、寒天式はちょっと面倒です。
イースト菌はその活動においてアルコールを作るのですが、
アルコールがある程度の濃度になると活動を停止してしまいます。
その際は、重曹式は全交換、寒天式は水だけを捨てて、
新たに水を注ぐことで復活するのですが、寒天の硬さの調整が難しく、
維持の難易度を上げてしまいます。
対して重曹式はすぐに燃え尽きてしまうイメージですが、
塩や重曹の量で簡単に醗酵速度を調整できるので、季節の変わり目さえ
気をつけていればレシピのコツを掴みやすいです。

醗酵式CO2のコツ

醗酵式では通常イースト菌を使って醗酵を行うのですが、このイースト菌の活動温度が
厄介で、気温が下がると活性が下がってしまうので不安定と言われてしまいます。
逆に夏場に気温が上がると元気になります。酸欠を助長する可能性が出てきますね。

それぞれの対策はこちら。

気温低下による醗酵不足・・・冬場は外部フィルターと一緒に保温バッグに入れてしまう。
気温上昇による醗酵過剰・・・レシピに醗酵を抑える成分を多めに入れる。


また、一度気圧抜けすると冬場などは再添加するまでに時間がかかります。気をつけましょう。

容器について

通常、炭酸飲料の入っていたペットボトルを使用します。
お茶なども使えないことはないのですが、伸びてヘタってしまい、内圧が上がりにくくなります。
初心者の頃、お茶のペットボトルは爆発すると言われたのですが爆発はしませんでした。
しかし、かなり膨らんでしまいます。

構造は簡単で、蓋にエアチューブを繋げるアタッチメントをつけるだけです。
プラスチック製であったり、金属の分岐弁であったりとバリエーションは何通りもありますが、
単純にプラスティックの接続パーツがオススメです。
私も最初は金属の2分岐弁を使っていたのですが、これはCO2ストーンやパレングラスなどの
高圧を必要とする器具に接続すると、エア漏れを起こしてしまいます

蓋と接続具をくっつける接着剤も色々試したのですが、アロンアルファで落ち着きました。
最初はシリコンやゴム用接着剤、エポキシ接着剤にパテと試しましたが、
いくらシーリングしても劣化して剥がれてしまいました。
剥がれたら直すという心構えでお手軽にアロンアルファがオススメです。
接続強度に自信がない場合、添加器具はいぶきのエアストーンなどの低圧でも
エアが出るものをオススメします。強度さえあれば、CO2ストーンやパレングラスなどの
高圧を必要とする器具も使うことができます。


重曹式のコツ

欲張って砂糖入れ過ぎない。砂糖入れすぎてもアルコール飽和で捨てなきゃいけなくなるかも。
最初から塩や重曹入れ過ぎない。コレやると絶望的に醗酵が止まったりします。
イースト菌の投入量は醗酵速度に関係ない。勘違いが多いのですが、勝手に増殖します。



 
 

 

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