オーバーフローって? 先にオーバーフロー水槽とはなんぞやという話なのですが、
これは観賞用水槽の下に濾過槽を設け、濾過容積の大幅アップを狙う濾過方式です。
海水魚の水槽では水中に溶け込む酸素の量が多いほどいいとされているので
スタンダードな方式の濾過方法ですが、淡水で大型魚飼育でもしなければ
あまり一般的ではない上に、既製品は高価であり自作については一般人には
かなり高度な工作を要求されるため、コスト的にも一般的ではありません。
また、水草水槽では水草自体の浄化作用が高い上に、
オーバーフローの性質上、どうしても水を撹拌してしまうために
CO2が抜けてしまうと言われているため、あまりメリットがないとされています。
簡単にメリット、デメリットを書き出します。
メリット
濾過能力と総水量の大幅増大。
濾過層の掃除が簡単になる。
ヒーターなどの機器を鑑賞水槽から撤去して濾過槽に移動できる。
デメリット
落水音がうるさい。
設置、制作方法によっては大変な事故に繋がりかねない。
CO2抜けの可能性が高い。
排水の工夫をしないと生き物が吸い込まれる。
濾可能力と水量の増大が単純にメリットだと考えていいです。
製作については、製作の段階での大事故を防ぐための安全装置や諸問題との戦いになります。
この戦いは非常にシビアで思いがけない問題にブチ当たりまくる究極の戦いになります。
これからサイフォン式の製作記と諸問題への対策を書き留めていきます。
なるべく様々なイレギュラーケースを想定しておきますが、はっきり書いておきます。
自己責任です!!!
お気楽で注意事項なんか書くのを面倒くさがる私がここまで言うほど辛い戦いです。
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